Beef CREATOR

2022.12.21
ビューティアンドビーフ

Empire Steak House ROPPONGI|ピータールーガー出身の3兄弟が開業、本場NYでの名声を知る著名人や政治家など本物の美食家が集う高級ステーキハウスで展開される大人のおもてなしスタイルとは!?

世界最高峰のグルメ都市「東京」を知る経験豊かな大人のゲストを毎回お招きし「高級ステーキハウス」の支配人が考える最高のメニューでおもてなし、心躍る素敵なシーンを通じてお店の魅力を余すところなくお届けしていく「Beauty&Beef」
近年、エイジングビーフやNYスタイルで「輸入牛肉」を高級でおいしいという位置にまで引き上げた立役者「高級ステーキハウス」各店のコンセプトや歴史と格式、そして料理やお酒に対するこだわり等に焦点を当てながら、日本におけるステーキ文化の醸成とブランド形成の重要性ついてクローズアップしていきます。

今回は数多くのステーキハウスがひしめくアメリカ・ニューヨーク州マンハッタンで、最高峰のステーキハウスのひとつとして名高い「Empire Steak House」の味を日本国内で唯一堪能することができる「Empire Steak House ROPPONGI(エンパイア・ステーキハウス 六本木)」をフィーチャー。2017年のオープン直後から、本場ニューヨークの名声を知る著名人や文化人、政治家など多くの美食家が訪れる人気店です。

アメリカ本国の「Empire Steak House」 は、ドライエイジングビーフのステーキを世界に広めNYステーキのパイオニアとしても知られるニューヨーク州ブルックリンの伝説店「ピータールーガー」で25年以上の修業を積んだ3兄弟「シナナジ・ブラザーズ」がニューヨーク州マンハッタンで2010年に開業。瞬く間に各界の著名人やセレブを虜にする人気店となったピータールーガー直系の流れを汲む高級ステーキ店。

その後も『ミシュラン』と双璧と称され、世界70都市以上のレストラン・ホテルなどの格付けを行う全米No.1レストランガイド『ザガット』に9年連続で掲載されるなど、確固たる地位を確立。美食家として、数々の一流レストランを巡り歩いた安倍晋三元首相も訪米の際、トランプ大統領との夕食会の翌日にEmpire Steak Houseを自ら訪れ、舌鼓を打ったというエピソードは有名なお話のひとつ。

そんな、Empire Steak Houseの最高級ステーキを日本国内で唯一堪能することができる「Empire Steak House ROPPONGI(エンパイア・ステーキハウス 六本木)」で繰り広げられる「最高のメニュー」と「おもてなしの大人のデート術」とは?

六本木交差点の大通りを一つ裏に入り 芋洗坂、カンデオホテルズの1階に位置する「Empire Steak House ROPPONGI」。多くの人や車が 賑やかに行き交う大通りとは一変、少し静けさも入り混じる雰囲気の中、高級感と色気が入り混じるエントランスが佇む。

支配人:お待ちしておりました。ようこそ、いらっしゃいませ。

支配人が上品な立ち振る舞いでゲストを店内へ案内していく。エントランスを抜けた先には、古き良きニューヨークを彷彿させる華やかで煌びやかな空間が広がる。レオナルドディカプリオ主演「華麗なるギャッツビー」の世界に入り込んだようなゴージャスさ。映画のヒロインになれそうな胸の高まりを感じるアプローチだ。

本日お招きしたのはモデルやタレント、グラビアのお仕事で活動している星島沙也加さん。インスタグラムのフォロワーは11万人超えのインフルエンサー。最近流行りの「サ活」のサウナ女子としても活躍中だ。名古屋から上京して5年、「東京」もいわゆる「港区」の街にも詳しい大人の女性。きっと高級ステーキ店での経験も豊富なのでは?彼女の目に「Empire Steak House ROPPONGI」はどう映るのだろうか。

支配人:当店は1920年代ニューヨークの世界観をコンセプトに、かつてオペラハウスだったEmpire Steak House NewYork EASTSIDE本店の高級感溢れるラグジュアリーな空間を再現しています。

ひときわ目を引く、大きく煌めくシャンデリアに、アールデコ調のモダンなソファ。1920年代のニューヨークは禁酒法が施行された時代。お酒を密造し、高級ホテルを根城に栄華を誇ったNYギャングのボス、アル・カポネが創り出した秘密の酒場や、高級会員制ジャズクラブのインテリアが この頃NYの最新トレンドであったことは間違いない。そう考えれば高級な店内に漂う危うげな色気にも合点がいく。他の高級ステーキハウスとは一線を画すセクシーさ。これは大人のデートを展開する上で「エンパイア・ステーキハウス 六本木」が持つアドバンテージのひとつであるということを特筆しておきたい。

案内されて向かったのは、著名人や文化人、政治家なども使用するVIP向けの個室。人目を気にせず、大切な人とのディナーを過ごすのに相応しい特等席だ。

支配人:本日はエンパイア・ステーキハウスの華やかさを見繕った私共の一推し「エンペラーステーキコース」をご用意いたしました。

コースのメインステーキは「ニューヨークサーロイン」「フィレミニオン」「ポーターハウス」「エンペラー」の4種類から選択することができる。本日振る舞われる「エンペラー ステーキ」は4種類ある中でも“キングオブステーキ”と呼ばれる別格の存在。米国牛ブランド「Iowa Premium(アイオワプレミアム)」の厳選されたブラックアンガス牛は、全米No.1コーン産地で育まれた高品質な牛肉で、仔牛の早い段階から良質なコーンを豊富に給餌される。甘みがあり、程よいサシのある高品質な生体牛で 旨みが強く柔らかいのが特徴。

エンパイア・ステーキハウスの最高峰「エンペラー ステーキ」は、一頭から800gほどしかとれない赤身系最高希少部「シャトーブリアン」と、ジューシーで旨味たっぷりな「サーロイン」が1枚で味わえる。一度味わったら忘れることのない贅を極めた自慢の味わいだそうだ。

支配人:本来のTボーンステーキは赤身のフィレとサーロインの組み合わせですが、当店一番人気の「エンペラー ステーキ」ではUSDA(米国農務省)格付け最高位 プライムグレード、テンダーロインの中心部を使用しております。一番柔らかく希少なシャトーブリアンを贅沢に使い、たっぷりと旨みの詰まったサーロインと食べ比べてご堪能いただけます。

USDA(国米農務省)の定める等級は8等級に分かれているが、現在日本に輸入されているのは「プライムグレード」「チョイスグレード」「セレクトグレード」の上位3等級。中でも「プライムグレード」は最高ランクに格付けされる、アメリカン・ビーフの中でも僅かしかとれない最高級の肉だ。「Iowa」はハイグレードの発生率が高く、一般的なUSビーフからはプライムグレードが約7%しか発生しないのに対して「Iowa Premium」は3倍弱の約20%も発生する。

鮮度や風味を維持するために冷凍ではなくチルド状態で輸入。ドリップで旨みが抜ける事を防ぐため、専用の熟成庫で28日を目処にドライエイジングで旨みを増しながら保管している。個体差に配慮し、それぞれの状態を確認しながら 期間を調整して提供している。その分コストはかかるが、エンパイア・ステーキハウスでは 最高のお肉をこの上ない最高の状態で提供しているため、保管状態も徹底している。

アメリカから日本に輸入されたドライエイジングビーフが火付け役となり、始まった熟成肉ブーム。欧米で発祥した肉に風を循環させながら乾燥熟成を行う技法だ。熟成は酵素の働きを高めて肉の柔らかさを引き出し、旨み成分の一つでもあるアミノ酸を増加させる。アンガス牛のようにサシと赤身のほどよいバランスの肉を熟成すると、旨みが凝縮された濃厚な熟成香の香る肉に仕上げることができる。

支配人:改めまして、本日はよろしくお願いいたします。当店の魅力を存分に堪能していただけるよう、当店を代表して星島様を最高のおもてなしでエスコートさせていただきます。

星島:星島沙也加です。本日はよろしくお願いいたします。初めてのエンパイア・ステーキハウスなので、今日はとても楽しみにしていました。

支配人:そう仰っていただけ光栄です。ではコースをスタートさせていただきます。

柔らかな照明に照らされ、きめ細やかに輝くシャンパンで乾杯。個室という閉ざされた空間が安心感を招き、心から贅沢な時間の流れを感じることができた。

個室の扉が開き、最初に登場したのはアペタイザーの「シーフードプラッター」お皿からこぼれ落ちてしまいそうなほどダイナミックな牡蠣、ジャンボシュリンプ、ロブスターの盛り付けが目を見張る。

支配人:本日は兵庫県の赤穂で獲れた牡蠣と、北海道の昆布森で獲れた牡蠣 2種の食べ比べ、ベトナム産のジャンボシュリンプにカナダ産のロブスターをご用意しております。シーフード自体にお味はついておりませんので、まずはぜひそのままお召し上がりいただき、素材のお味を存分にお楽しみください。

兵庫県瀬戸内海で収穫される赤穂の牡蠣は、清流千種川から流れ込む大地のミネラルが豊富に含まれた海水で育つ為、牡蠣本来の旨みが強くエグみのないのが特徴。一方、北海道釧路町の昆布森地区(仙鳳趾)で収穫される牡蠣は昆布が多数生息し、潮の流れが早い釧路の東海岸で、プランクトンなどの栄養が豊富な中で育つ。そのため、殻に対して身が大粒で群を抜くクリーミーな味わいが特徴なのだという。この名産の2種類の旬な生牡蠣を一度に食べ比べできる。リッチな体験だ。

星島:素材に旨味がギュッと凝縮されていて、とても美味しいです。食べ比べることで産地によって異なる牡蠣のお味の違いもしっかりと感じることができるんですね。何も付けなくても、素材そのものの繊細な味が伝わってきます。

支配人:ありがとうございます。より新鮮で旨味の強い海の幸をお楽しみいただくために、それぞれ少量で仕入れ、シーズンごとに異なる産地のシーフードをご提供しております。こちらのカクテルソースは、トマトベースのソースにレモンジュースとタバスコ、チリなどを加えたものです。シーフードに少しソースをかけると また違った明るい味を楽しむことができます。お好みで西洋ワサビも溶かしてソースにお入れください。

星島:このソースを少し加えるだけで、アクセントが効いて、かなり味が締まります。さっぱりとした中にスパイシーさが伴って、とても美味しいですね。トマトベースで、味がしっかりとしているソースですが、牡蠣にも、ジャンボシュリンプにも、そしてロブスターにも、程よくシンクロして素材の旨味が引き立つ気がします。

支配人:お次はシグネチャー、つまりは当店の看板メニューである「エンパイアサラダ」です。フレッシュなオニオンにトマト、ジャンボシュリンプを角切りにしたシンプルな食材に、焼きたての角切り燻製ベーコンを乗せて仕上げております。お野菜の甘み、ジャンボシュリンプの弾力のある食感、ベーコンの香ばしい香りをお楽しみください。

サラダが運ばれてきた瞬間、燻製されたベーコンの香ばしい香りが室内に漂う。さすが看板メニューとあって、食べる前から香りでも楽しませることができるというインパクト。見た目も一般的なサラダのビジュアルとは一線を画し「どんな味なんだろう?」と期待の高まりを抑えられない。

支配人:実はシーフードプラッターとエンパイア サラダをご提供する順番にもエンパイア・ステーキハウスならではのこだわりがございます。シーフードの繊細な素材の味を壊さないよう、お味の柔らかいシーフードプラッターの後に、ベーコンが入った塩味のあるサラダをお出ししています。

星島:そうなんですね。確かにシーフードよりも味の強いサラダを先に食べていたら、シーフードの繊細な味も感じ方が変わっていたかもしれないです。気づかないような細かい気配りって、素敵ですね。

「Empire Steak House」の格式と最高のサービスだけにとどまらず、一つ一つの料理やその素材の産地にもこだわりのストーリーが凝縮されている。支配人の何気ない会話が、ゲストの味覚と料理の味わいをさらに深めていくのだ。

支配人:本日のメイン「エンペラー ステーキ」です。NYスタイルの特徴でもある、外は焦げ目をつけてパリッと仕上げ、中はジューシーに焼き上げております。旨みがぎっしりと詰まったサーロインと、一番柔らかく希少な部位シャトーブリアンを同時にご堪能ください。

ドライエイジングで旨みの増した牛肉を厚切りにカット。特注のブロイラーで最初はじっくりと焼き、最後に“クラスト”と言って表面を最高温度900度で一気に焼きあげる。まるで肉に蓋をするかのように最後に焦げ目をつけることで、肉の旨みを閉じ込め、併せてジューシーな香りを作り出す。溢れ出る肉汁がキラキラと輝き、香りと相まって食欲を誘う。

支配人:黒毛和牛のシャトーブリアンですと、サシの脂が多い分、少し重たいと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、米国牛ブランド「Iowa Premium」を使用した「エンペラー ステーキ」のシャトーブリアンは脂が少なく赤身が中心となっているので あっさりとした旨みで非常に食べやすいのが特徴です。

星島:ナイフの重みだけでカットできるほど柔らかく、あっさりとしていますが、お肉の旨みがギュッと閉じ込められていて食べやすいです。ステーキって脂身の多い柔らかなお肉か、しっかりとした歯応えのある赤身のお肉というイメージでしたが、この「エンペラー ステーキ」は二つのいいところが詰まっていますね。女性も男性も一緒に楽しめて満足できる、デートの成功にぴったりのステーキです。

ステーキのサイドディッシュである「ポテト&ベジタブル」はお肉との相性が抜群だ。その後、「デザート&アイスクリーム」と紅茶を堪能したところで、「Empire Steak House ROPPONGI」支配人が織りなす、おもてなしデートコースは終焉を迎えた。

―最高のデートシチュエーションを終えて、お二人の感想は?

支配人:本日はありがとうございました。星島様のように東京の名店を知る素敵な大人の女性にもご満悦をいただけてホッとしております。私どもは、お客様に“非日常”の空間で最高の料理と共に特別なお時間を過ごしていただけるサービスを提供することを責務と考えています。さらに高いレベルの味とサービスの提供を追求していきたいと、今回の企画を通して改めて実感いたしました。本日は誠にありがとうございました。

星島:「高級ステーキハウス」の支配人が考える最高のメニューで最高の大人デートを展開するという企画にふさわしい素敵なエスコートでした。これまでいくつかの高級ステーキハウスで食事の経験をさせていただきましたが、本日の体験で、私の中で「エンパイア・ステーキハウス」が急上昇しました!ステーキハウスでの個室デートは初めてでしたが、非日常な空間でのデートは特別感が増しますね。記憶に残る素敵な体験です。やっぱりエスコートされる方と、お店、シチュエーションでガラリとイメージが変わります。支配人に会いにまた必ず来ます!本日はありがとうございました。

Empire Steak House ROPPONGI(エンパイア・ステーキハウス 六本木)

住所:〒106-0032 東京都港区六本木6丁目7−11
営業時間:11時30分〜15時00分、17時00分〜23時30分
電話番号: 03-6721-1909
公式HP:http://www.empire-steakhouse-japan.com/

星島沙也加(ほしじまさやか)

タレント・モデルの活動をメインに、ラジオ番組やイベント、CMでも活躍中。2022年KBS瀬戸内放送「ヒルペコ」、ameba TV「ヒロミ・指原の恋のお世話始めました」2019年メ~テレ「ジョシばな」、2018年テレビ東京 「桑田佳祐のレッツゴーボウリング日米オールスター頂上決戦」アシスタント出演など多数出演。
Instagram:https://www.instagram.com/sayaka_hoshijima/

取材・文章/渡辺恵伶奈(Beef CREATOR 編集部) 取材協力/工藤実衣菜(Beef CREATOR 編集部|MIIand) 全体構成/毛利努(MORRIS STRATEGY & DESIGN CONSULTS,LLC.