Beef CREATOR

2024.02.06
ビーフトレンドジャーナル

デンバープレミアム|大型商業施設を中心に続々展開、本格ステーキをリーズナブルに味わえる“新しいカタチ”のステーキチェーンの魅力とは?

「本格ステーキをカジュアル&リーズナブルに」をコンセプトに、全国各地の大型商業施設を中心に展開するデンバープレミアム。現在は北海道から九州まで、20店舗以上を構え、ステーキ好きや、ファミリー層からも高い支持を得ている。

ステーキをはじめ、ハンバーグ、チキングリル、シチュー、カレーなどバラエティ豊かなラインナップ。デンバープレミアムの人気メニューを一度に楽しめるコンボやキッズメニューも用意されており、ご家族はもちろん、学生や女性客でも利用しやすいお店だ。

同店では、「品質」「空間」に特にこだわりを持っており、肉は原木(かたまり)で仕入れた牛肉を店内で寝かせ、品質を一層高めている。新鮮でジューシーな肉をお客様に提供するために、その日に使用する分だけを1枚1枚カット。高品質な本格ステーキの旨味を最大限引き出すため、ミディアムレアで提供するのがデンバープレミアム流だ。

どんなシーンにも対応できる店づくりを目指しており、店内はカジュアルな装いと落ち着いた空間が調和した雰囲気。本格ステーキの魅力をより多くの方々に広めたいという想いから、“カジュアル&リーズナブル”にお楽しみいただける、ステーキ店の新しいカタチを創造している。

人気メニューである「デンバーステーキ」は、厳選された素材の「柔らかさ」と「肉の旨み」が特徴的な逸品。肩ロースを使用しており、赤身の特性を活かした食感と、肉本来の深い旨みが楽しめる。

赤身と脂身のバランスが取れた、「サーロインステーキ」も人気の一品。デンバーステーキに比べ、程よい脂身があり柔らかく、赤身の旨みと脂身の甘みが絶妙に調和しており、王道の肉質が堪能できる。

ステーキメニューだけでなく、“肉の旨みを最大限に味わう肉塊ハンバーグ”として「プレミアム牛ハンバーグ」も高い人気を得ている。粗挽きの厳選牛を100%使用しており、噛めば噛むほど、肉汁がジュワッと口の中に広がり、舌を唸らせる逸品だ。

ソースは、ステーキとハンバーグがさらに美味しく味わえる、肉と一緒に食べる具沢山のソースを3種類ご用意。1つ目は、きざみ玉ねぎとニンニクのシャキシャキとした食感がアクセントの濃厚ソース。2つ目は、すりおろした玉ねぎとりんごをふんだんに使用した、酸味と甘みのバランスが絶妙のさっぱりとしたソース。3つ目は、4日間かけて煮詰めた、肉と野菜の旨みが溶け込んだデミグラスベースの洋風ソースの計3種類。ソースは全種類席に用意され、お好みのソースで楽しめるのも魅力の一つだ。

今回は、「デンバープレミアム」の人気の秘訣について、株式会社アントワークス ステーキ営業部次長 中川 健氏に話を伺った。

独創的な商品開発で多様な顧客ニーズへ対応

Q.ステーキをカジュアル&リーズナブルに楽しめると高い人気を得ているデンバープレミアムですが、成功のポイントはどこにあるのでしょうか?

A.商業施設ならではの様々なお客様にご利用いただけるよう、季節メニューや他では味わえない希少部位のステーキなど独創的な商品開発を行っていることが、他店との差別化につながっているかと思います。

Q.なぜそのような方針・お考えに至ったのですか?

A.デンバープレミアムは、様々な施設に出店しており、それぞれの施設が幅広いニーズを持っているため、商品の価格やメニューラインナップなど、多岐にわたる提供が必要となります。そのため、ステーキ屋というカテゴリーでありながら、単なるステーキ以外のメニューも充実させています。

Q.ご来店されるお客様の層や、利用シーン、お客様からのお声についてお聞かせください。

A.商業施設のため、女性(主婦)のお客様が多いですが、土日はファミリーやカップルのお客様、また施設によっては男性サラリーマンの方もご来店されます。平日はランチメニューも展開しておりますので、日常使いでのご利用もあります。記念日や誕生日など特別な日にご利用いただけるシーンもよく見られます。

紆余曲折を経てメニューを確立、「一風変わったステーキ屋」としてさらなる拡大を目指す

Q.現在に至るまでの、ご苦労や失敗談、エピソードについてお聞かせください。

A.メニューをどこまで広げるか、という部分は紆余曲折がありました。最初はステーキ専門店としてステーキのみのメニュー展開をしておりましたが、商業施設のレストランフロアでは洋食やビュッフェの業態が入っていることが多々あり、なかなかお客様の来店が伸びない時期もありました。反対に鉄板ではなくプレートのメニュー(ご飯と肉がワンプレートになったようなメニュー)を広げた時期もございましたが、専門性にかけることやオペレーションが煩雑になってしまう弊害があり、メニューの幅には苦労して今の形が出来上がっています。

Q.どのように課題を突破されたのですか?

A.営業部(現場の社員・アルバイト)と商品開発のコミュニケーションを強化し、グランドメニュー・期間限定メニューともに、どこまで広げられるかを都度確認しながら販売を行うことにいたしました。

〜今後の展望〜

Q.今後の展望や目標についてお聞かせください。

A.2024年も新たな出店が決まっており、さらなる拡大を図っていきたいと考えております。また、他のステーキ屋では味わえない商品を展開し、いい意味で「一風変わったステーキ屋」を目指していきたいと思います。

デンバープレミアム

公式HP:https://denver-premium.com/

文章/渡辺恵伶奈(Beef CREATOR 編集部) 取材/狭川元秀(Beef CREATOR 編集部)構成/毛利努(MORRIS STRATEGY & DESIGN CONSULTS,LLC.