Beef CREATOR

2024.08.27
ビーフトレンドジャーナル

ステーキハウスナカマ|沖縄県本島屈指のリゾートエリアにある、豪快でジューシーなステーキを五感で楽しめるステーキハウスの魅力とは?

沖縄県本島屈指のリゾートエリア、恩納村にある「ステーキハウスナカマ」。こだわりの1ポンド厚切りステーキや、海外でも人気を誇る食べ応え抜群のTボーンステーキ、トマホークステーキなど、肉好きにはたまらないボリューム満点なステーキが味わえると、観光客をはじめ地元の方からも高い評価を獲得している。

肉の量は150gから特大サイズまで豊富に用意されており、厚切りアグー豚のローストポークや、ステーキ肉と同等の肉を贅沢に使った肉汁溢れる自家製ハンバーグなど、ステーキ屋ならではの逸品を提供している。沖縄特有の食材も取り入れており、独自の味わいも堪能することができる。

店内は、琉球ガラスの照明が特徴的なアメリカンで明るい雰囲気。大きなカウンター席がステーキの鉄板を囲むライブキッチン方式を採用し、肉を切るところから焼き上がりまでの過程を五感で楽しむことができる。

テーブル席やベビーチェアも用意されているので、子供連れでも安心して食事を楽しむことができると、ファミーリー層からも支持を得ている。

シェフからサービス係のステーキガールまで、肉を愛するスタッフが元気に対応し、おいしさだけではなく、楽しさも提供するのがステーキハウスNAKAMA流のおもてなしなのだ。

同店では、仕入れから仕込みまで細心の注意を払い、日々の仕入れ状況に応じた良質な肉をリーズナブルな価格で提供。アメリカ産やオーストラリア産から選び抜いた肉を店内で熟成させ、厚切りでも柔らかくいただけるように、スジや余分な脂を徹底的に取り除き、美味しい部分だけを選んで使用している。

おすすめはミディアムレアで仕上げた1ポンドの厚切りステーキ。噛むほどにジューシーな肉汁が口いっぱいに溢れ、肉本来の旨みをダイレクトに味わうことができる。少し薄めに切ると、まるでローストビーフかのように仕上がり、お好みに合わせて厚みを調節できるのも嬉しいポイントだ。

その他にも、肉メニューだけでなく、ロブスターメニューや、2種類の肉やシーフードとお肉を組み合わせたコンボメニューなど、多彩なラインナップが揃えられている。

今回は、「ステーキハウスナカマ」の人気の秘訣について、株式会社U-MORE グループマネージャー 藤川氏に話を伺った。

豪快でジューシーなステーキが堪能できる、沖縄ならではのエッセンスを加えたステーキハウス

Q.沖縄県本島屈指のリゾートエリアで、五感で楽しめるこだわりのステーキをリーズナブルに堪能できると評価を獲得していますが、成功のポイントはどこにあるのでしょうか?

A.リゾートエリアでは、お客様が非日常を求める傾向があります。目の前で焼き上げるステーキや家庭では見られない分厚いステーキ、そして琉球ガラスを散りばめた沖縄ならではのインテリアが、ツーリストに非日常の空間を演出できたのではないかと思います。

Q.なぜそのような方針・お考えに至ったのですか?

A.沖縄はアメリカの文化が根付いており、食文化においてもアメリカの影響を大きく受けています。ステーキ店は多数ありましたが、アメリカのような分厚いステーキを提供している店は開業当初ほとんどありませんでした。皆様にぜひ分厚くて肉汁あふれるステーキを食べていただきたいという願いから、開業に至りました。

Q.ご来店されるお客様の層や、利用シーン、お客様からのお声についてお聞かせください。

A.お客様の大半は近隣のホテルに滞在しているツーリストや、週末には多くのミリタリーの方々にご利用いただいております。最近ではインバウンドの来店も増えてきています。多くのお客様から「お肉が美味しかった」というお褒めの言葉をいただいておりますが、現状に満足せず、今後もより美味しいステーキを提供できるようにスタッフ一同、邁進したいと思います。

試行錯誤を重ね難局を突破、NAKAMA流ステーキをより楽しんでいただけるよう店舗拡大を目指す

Q.現在に至るまでの、ご苦労や失敗談、エピソードについてお聞かせください。

A.オープン当初はなかなかお客様にご来店していただけなく、国道58号線でスタッフが目立つ大きなボードを持ってお店をPRしたり、近隣ホテルへの営業やレンタカー屋にPOPを設置するなどの活動をしていました。失敗することは多々ありましたが、最も苦労したのは人材不足です。近隣が観光地で市街地からは離れているため、人が集まりにくい環境です。また、他店様も同じですが、コロナの影響でツーリストが来なくなったときには、お店を一定期間休業する事態にもなりました。

Q.どのように課題を突破されたのですか?

A.常に課題は付き物ですが、コロナ禍でもどこも条件は同じだと割り切り、自分たちにできることをやろうという精神で取り組みました。テイクアウト商品の開発、地元客向けの特別プラン、ホテルまでのデリバリーなど試行錯誤を行い、どうにか乗り切ることができました。

〜今後の展望〜

Q.今後の展望や目標についてお聞かせください。

A.今後より多くの国内外のお客様にステーキハウスを楽しんでいただけるよう、現状に満足せず、お客様に喜ばれるクオリティーやサービスを追求していきたいと思います。そしてお客様から2店舗目、3店舗目の出店をリクエストされるような感動をお届け出来たらと思います。

ステーキハウスナカマ

公式HP:https://steak-nakama.com/

文章/渡辺恵伶奈(Beef CREATOR 編集部) 取材/狭川元秀(Beef CREATOR 編集部)構成/毛利努(MORRIS STRATEGY & DESIGN CONSULTS,LLC.