BLT STEAK|ニューヨークタイムズ2つ星など高い評価を獲得、世界各国に展開するニューヨークスタイルの本格的なステーキが味わえるアメリカンステーキハウスの秘訣とは?
2004年、ニューヨークに旗艦店をオープンした「BLT STEAK」。USDA格付け最高位のプライムグレードの牛肉を使用した、ニューヨークスタイルの本格的なステーキをはじめ、クラシックなステーキハウス料理を提供するアメリカンステーキハウスだ。質の高いサービスとホスピタリティで、ニューヨークタイムズ2つ星、ニューヨークポスト3つ星など、長期に渡り高い評価を獲得。「BLT STEAK NY」をオープン以来、「BLT STEAK」「BLT PRIME」「BLT BURGER」など、アメリカを中心に日本や韓国、香港、台湾など、世界各国で10店舗以上のブランドレストランを展開している。
店内は、クラシックなステーキハウスの趣を残しつつ、ビストロの雰囲気を加えたモダンで上品な空間。NYスタイルの開放感あふれるダイニングフロアは、デートやお祝い事、記念日、ビジネスシーンに最適で、プライベート感が必要なシーンのために、個室も完備している。
同店の人気メニューは「Tボーン ドライエイジング」。USDA格付け最高位のプライムグレードの骨付きステーキをじっくりと自然熟成させ、約925度の専用釜で焼き上げる。きめ細かい霜降りのサーロインと、柔らかく脂の少ないさっぱりとした味わいのフィレ、2種類の部位を一度に味わうことができる贅沢なメニューだ。700gとダイナミックなボリュームで、旨味の凝縮されたステーキを心ゆくまで堪能することができる。
また、「ポップオーバー」もBLT STEAKを代表する一品。ポップオーバーとは、アメリカ発祥のデニッシュの一種で、生地が膨らみ器から飛び出す様から名付けられたと言われている。グリュイエールチーズをかけて焼き上げ、外はカリッと、中はしっとりとした食感。無塩ホイップバターをつけていただく名物料理だ。
その他にも、旬の食材で作るブラックボードメニューや、シーフードプラッター、ジャンボシュリンプカクテルなどの新鮮な魚介類堪能できるメニューをはじめ、スープ、サラダ、付け合わせのサイドメニューなど、ステーキハウスならではのラインナップが揃っている。
さらには、肉料理に合うワインも厳選して用意されており、世界各国から取り揃えた、赤・白・スパークリングなど約200種のワインを揃えている。食事に合う銘柄を気軽に尋ねることができるので、普段ワインを嗜まれない方でも料理とワインのペアリングを楽しむことができる。
今回は、「BLT STEAK」の人気の秘訣について、店長 山口氏に話を伺った。
従来のイメージを打破した、ビストロ要素を加えたステーキ
Q.2004年ニューヨークでオープン以来、アメリカを中心に世界各国で展開し、高い評価を獲得し続けている「BLT STEAK」ですが、成功のポイントはどこにあるのでしょうか?
A.当店は、従来のステーキハウスとは一線を画し、ビストロのアプローチを取り入れました。このアプローチにより、お客様は前菜からデザートまで、幅広い料理を楽しむことができます。ステーキのソースの種類やトッピング、付け合わせなど細部にまでこだわった結果、他の店舗との差別化を図ることができました。
Q.なぜそのような方針・お考えに至ったのですか?
A.昔ながらのアメリカのステーキハウスは、肉とマッシュポテトのイメージが強く、それを打破し、より洗練されたレストランとして運営するため、ビストロの要素を取り入れました。
Q.ご来店されるお客様の層や、利用シーン、お客様からのお声についてお聞かせください。
A.接待や記念日でご利用されるお客様が多くいらっしゃいます。
日本独自のエッセンスを加えた満足度の高いダイニング体験
Q.現在に至るまでの、ご苦労や失敗談、エピソードについてお聞かせください。
A.オープンして9年になりますがその間にもさまざまなアメリカンステーキのお店がオープンし、BLT STEAKとしての立ち位置を考えさせられました。
Q.どのように課題を突破されたのですか?
A.BLT STEAKの業態を見つめ直し、年間でさまざまなイベントを考え苦心してきました。
季節限定イベントのクリスマス、ハロウィン、バレンタインはもちろん、ゴールデンウィークやシルバーウィークには銀座でお散歩をしている方へ向けてランチで気軽にお楽しみいただけるバーガーに特化したバーガーウィークを開催しました。またアメリカンステーキのお店なので、アメリカの収穫感謝祭・サンクスギビングデーには、アメリカの家庭の味をBLT STEAKらしく表現したイベントも行いました。
〜今後の展望〜
Q.今後の展望や目標についてお聞かせください。
A.より多くのお客様にご来店いただけるよう、日本ならではの季節食材を料理に取り入れ、いつ訪れても新鮮で魅力的なメニューをお楽しみいただける、満足度の高いダイニング体験を提供していきたいと思っております。
BLT STEAK
公式HP(GINZA店):https://blt-steak-ginza.com/
文章/渡辺恵伶奈(Beef CREATOR 編集部) 取材/狭川元秀(Beef CREATOR 編集部)構成/毛利努(MORRIS STRATEGY & DESIGN CONSULTS,LLC.)