焼肉ホルモン ざくろ|「肉×米」最高のコンビネーションを追求、焼肉文化を浸透させるべく世界進出を目指す焼肉店の秘訣とは?
「こだわりぬいた肉とタレ、出来たてホクホクご飯との最高の相性を最高の値打ちで」をコンセプトに、東海圏を中心に10店舗を展開している焼肉店「焼肉ホルモン ざくろ」。
高くて美味しい焼肉店や、安くてクオリティの低い焼肉店など、価格に見合った店舗は多いが、“安くても美味しい焼肉店”はあまりないという市場のギャップから、「肉と米が美味くて安いだけの店」として、業界に変革をもたらしている。こだわりぬいた「肉」と「米」の相性が絶品だと反響を呼び、多くのリピーター客の獲得に繋がっている。
焼肉ホルモン ざくろで使用している肉は、一度も冷凍をしていない生の肉を仕入れ、部位によって最適な熟成期間を設けている。店内で手切りによる仕込みを行い、肉ごとに最適な筋切や厚みの調整をするので、美味しく柔らかく召し上がっていただけるのだ。
数量限定の人気商品、本物の熟成牛タンに本気でこだわった「熟成 生タン」は、一本の牛タンからわずか数百グラムしか取れない希少な「たん芯」を使用。一切冷凍せず、最適期間熟成した牛タンを店内で一つ一つ手切りを行ない、熟成では温度と湿度を調節し、牛タンの旨味が十分に凝縮した頃合いを見極めて提供時期を決めている。
米は、毎日店内で精米を行い、注文が入ってから20分ほどかけて釜を火にかけ炊き上げるなど、「肉×米」をお客様に堪能していただけるよう、徹底的にこだわっている。
仕上げに8種類以上の自然素材を使用した、醤油タイプの自家製ダレをつけることで、適度に脂肪分を有したうま味のある肉と共に最高の相性でいただける。
これらの魅力から、手ごろな価格でありながらも質の高い焼肉と相性抜群の米が味わえると、多くのお客様からの高い評価につながっている。
今回は、「焼肉ホルモン ざくろ」の人気の秘訣について、ファステストダイニング株式会社 ブランドマネージャー 藤澤 雅弘氏に話を伺った。
肉と米の相性を極め抜いた至極の焼き肉
Q.口コミなどでも、相性抜群の「肉×米」が味わえると多くのお客様からの高い評価につながっておりますが、成功のポイントはどこにあるのでしょうか?
A.肉と米に対して、味の組み合わせを考えて、使用する素材を決めていることかと思います。米は、たっぷりのタレをつけた肉にも負けない程の甘味が強い品種を選んでおります。お肉は旨味を最大限感じていただけるよう、タレを改良し続けています。
Q.なぜそのような方針・お考えに至ったのですか?
A.焼肉は、お祝いの日や誕生日などの記念日に食べるごちそうというイメージが強いですが、私たちはそれを変えたいと思いました。私たちの目指すのは、「気軽に楽しめる焼肉」です。「安くても美味しい!美味しい焼肉でお腹いっぱい!」というコンセプトを追求し、皆様に提供しています。しかし、まだまだ足りない部分もあると感じているので、日々追求を続けています。
Q.ご来店されるお客様の層や、利用シーン、お客様からのお声についてお聞かせください。
A.当店は、幸いなことに幅広い層のお客様にご来店いただいており、ご家族連れから友人同士、そしてカップルまで、さまざまなシチュエーションでご利用いただいております。
究極の味わいを求め生み出された秘伝のタレ
Q.現在に至るまでの、ご苦労や失敗談、エピソードについてお聞かせください。
A.タレの製造は、食材の組み合わせにより味が大きく変わるため、何度も試行錯誤を繰り返しました。自分たちが目指す味を安定して作ることが難しく、寝かせる時間や温度、沸かす時間など、考慮すべき要素が多いので、何度も作り直しをしていました。
また、焼肉店として新規参入した私たちは、実績がないため肉の調達にも苦労しました。
Q.どのように課題を突破されたのですか?
A.まだ、継続中ですが、妥協せずに何度も試作を繰り返すことだと考えています。
〜今後の展望〜
Q.今後の展望や目標についてお聞かせください。
A.日本全国に「肉と米が美味しくて安いだけの店」の暖簾を掲げたいです。
そして、「肉と米が最高の組み合わせ」という日本の焼肉文化を浸透させるために、海外進出もしていきたいと考えております。
焼肉ホルモン ざくろ
公式HP:https://www.yakiniku-zakuro.com/
文章/渡辺恵伶奈(Beef CREATOR 編集部) 取材/狭川元秀(Beef CREATOR 編集部)構成/毛利努(MORRIS STRATEGY & DESIGN CONSULTS,LLC.)